なぜリニア新幹線には“線路の幅”がないの?—車輪とレールの不思議な関係と文房具の話
こんにちは、文具屋のおやじ、ノボタンです。
今日はいつもとちょっと違うお話を。
実は私は毎日JRの電車で通勤しているのですが、線路を眺めていると、こんな疑問を抱くことがあります。
「こんなに細い線路の上を、どうしてこんなに大きな車体の列車が高速で走れるのだろう?」
日本の在来線の線路幅(軌間)はたったの1067mm。
それに対して、列車の幅はおよそ3000mm。つまり、線路の幅の3倍近い車体が、時速100km前後で走っているわけです。
多くの乗客を乗せて高速で走る。
よくまあひっくり返ったりしないのだなぁ、って思ってしまいます。
この疑問から鉄道について少し調べていると、さらに面白い話に出会いました。それが、「リニア中央新幹線」の仕組みです。
リニア新幹線には「線路の幅」がない?
驚くかもしれませんが、リニア新幹線には「線路の幅=軌間」が存在しません。
なぜなら、そもそも車輪でレールを走る仕組みではないからです。
リニア新幹線(L0系)は、「超電導磁石」の力で宙に浮き、磁力の反発と吸引で前へ進むという、まさに未来の乗り物。
ですから、鉄道でいう「線路の幅」は意味を持たないのです。
じゃあ、車輪はないの?
あります。ただし、それは低速時だけに使われる“補助車輪”です。
リニアは駅を出発した直後や、到着直前などの「時速150km以下」では、この車輪で地面に接して走ります。
このとき走るのは、レールではなく「U字型のコンクリート軌道(ガイドウェイ)」です。
300km/hを超えると…車体が浮く!
そうなんです。
一定の速度に達すると、車体は地面から約10cm浮かび上がります。
この状態では、もう車輪は使われません。
浮いた車体は、地上のコイルと車体の超電導磁石が磁力で引っ張り合い、空中を滑るように前進していきます。
摩擦もない、音も少ない。新幹線とはまったく別の“走行の感覚”です。
鉄道のようで、鉄道でない
リニア新幹線は見た目こそ列車のようですが、構造や走行原理はまるで違います。
いわば、「車輪とレール」という“当たり前”を、完全に手放した乗り物。
でも、こうした発想の転換って、文房具の世界にもあるんですよ。
文具にも「常識を超える進化」がある!
たとえば、フリクションボールペン。
書いた字をこすると消せる。インクなのに消える? そんなの昔は考えられなかったですよね。
あるいは、シャープペンシルの芯が自動で回転して尖り続ける『クルトガ』。
これも、書き味と文字の美しさを保つための“見えない進化”です。
もっと言えば、ペン先が滑るように走る万年筆なんて、
リニアの「浮いて走る感覚」にどこか似ている気さえします。
まとめ:文具もリニアも、「当たり前を疑う」ことで進化している
鉄道の進化を見ていると、「常識を見直す」ことがいかに大事かがよく分かります。
それは文房具も同じ。
ふだん当たり前だと思っている道具にも、
よく見ると「すごい技術」や「新しい発想」が詰まっているのです。
私たちの手元にある小さな文具にも、
きっと“未来”が詰まっているのかもしれませんね。
あとがき
文具も鉄道も、そして日々の暮らしも、ちょっと見方を変えるだけで「楽しく」なります。
通勤電車の中でふと感じた疑問から、こんな記事になってしまいました(笑)

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