【ジェットストリーム】【アクロボール】そして【ドクターグリップ】【クルトガ】熱き戦い

みなさん こんにちは、文房具屋のおやじ、ノボタンどっち

W B C ・ワールド ベースボール クラシック、素晴らしかったですね。

特に日本とアメリカの決勝戦、歴史に残る素晴らしい試合でした。

ふだん野球を見ない方も、今回はテレビにくぎ付けになったという方もいらっしゃったのでは無いでしょうか。

その余韻は今もなお残っています。

 

フィールドは全く違いますが、日本の文具・ペンの世界でもパイロットと三菱鉛筆が日々熱い戦いを繰り広げています

今日はその両者の戦いぶりを、商品の部門別に見てみましょう。

三菱鉛筆、パイロット 低粘度ボールペン 人気有るのはどっち?

2006年三菱鉛筆は、今までに無い低粘度インクボールペンを世に出しました。

「ジェットストリーム」です。

軽く滑らかで、濃くはっきりと書ける低粘度インクボールペン「ジェットストリーム」は、たちまち人気No、1のボールペンになりました。

ジェットストリームの登場は、油性ボールペンに対するイメージを大きく変えました。

若者からお年寄りまで ” とても書きやすいボールペン ” として絶大な支持を集めています。

 

そして2008年にはパイロットも低粘度ボールペン「アクロボール」を発売しました。

従来の油性ボールペンのインクよりも粘度を5分の一にすることにより、水性ボールペンのようなサラサラとした書き心地と、濃い筆跡で書けるボールペンの登場です。

 

字幅は三菱鉛筆は0,28ミリから1,0mmまで。

そしてパイロットは0,3ミリから1,0ミリまで揃えています。

商品のラインアップは両社とも、単色ボールペン(150円~3000円)、2色、3色、4色ボールペンが有り、さらに、2色ボールペン+シャープ、3色ボールペン+シャープ、4色ボールボールペン+シャープと多様に揃っています。

ただ、この両者の戦いは、2000円以上の中、高価格帯の商品についてはパイロットが多様な商品展開をして断然優勢ですが、低価格品や1000円の4色ボールペン+シャープについては、ジェッストリームがものすごく良く売れています。

シャープペンシル  好きなのはどっち?

こちらは両者、ガチンコの戦いを繰り広げています。

パイロットは「ドクターグリップ」、そして三菱鉛筆は 「クルトガ」

昨年末からこの春にかけて、パイロットはドクターグリップの新製品をドンドン投入しています。

「ザ・ドクターグリップ」「ドクターグリップ・クラシック」「ドクターグリップ・プレイボーダー」、つい最近には「ドクターグリップ・勝色(かちいろ)」と、” 手が疲れにくく、書きやすいシャープペンシル ” の人気を、より強力なものにすべく、ものすごい勢いで新製品を投入しています。

対する三菱鉛筆は「クルトガ」が、学生さんにはやはり強いです。

「クルトガ・スタンダードモデル」は450円という手頃な価格でもあり、とても良く売れています。

そのほかに「クルトガアドバンス・アップグレードモデル」「ご当地YELL クルトガ」も人気がありました。

そして最近では限定商品の 「クルトガダイブ」が話題を集めています。

 

シャープペンシルは中学、高校生の必需品であり、昔も今も学習中にストレスを感じること無く、書き続ける事が出来る物が支持を集めます。

ゲルインクボールペンって、どんなペン?

ゲルインクボールペンというのは、水性インキにゲル化剤を加えることで通常は粘度が高いのですが、筆記時には水性ボールペンのように粘度が低くなり、濃くクリアな文字を軽い筆圧で書く事が出来ます。

そして、さらににじみも少ないという、とても優れた特性を持ったボールペンです。

新製品もどんどん出てきています。

ゲルインクボールペン どっちが人気?

パイロットには1994年、ほぼ今から30年ほど前に発売された「ハイテックC」という製品が有り、今も使っている、と言う方も多いと思います。

” ゲルインクボールペンの先駆者 ” ともいえるボールペンです。

その後、「ジュース」が発売され、現在は「ジュースアップ」が、濃くしっかり書けるボールペンとして、パイロットのゲルインクボールペンの主力商品になっています。

字幅は0,3  0,4  0,5ミリの3つ、また色数もスタンダードカラーが10色、パステルカラーが6色、メタリックカラーが6色、そしてクラシックグロッシーカラーが6色と、豊富な色揃えが多様な筆記シーンに応えています。

 

字幅については、細すぎず、太過ぎず、しっかり書ける0,4ミリが一番人気です。

また、ジュースアップには3色、4色ボールペンが有り、書きやすさに便利さがプラスされ、かつ3色ボールペンは、手帳のペン挿しにも収まるという多色ボールペンの中では一番の細さで、とても人気があります。

三菱鉛筆も多彩な商品を出しています

まず、「ユニボールシグノ」

字幅は0,28ミリから0,8ミリまでで、キャップ式とノック式が有り、インクの色数も31色と、

とても豊富にそろっています。

特に1,0ミリの太字はご年配の方には、滑らかで濃くはっきり書けるので大変人気が有り、リピーターがとても多いです。

そして今、三菱鉛筆が一番力を入れているゲルインクボールペンは「ユニボールワン」です。

ユニボールワンは新製品も色々出てきていますが、スタンダードの商品はこれだけクォリティーが高く、それが120円(税別)で売られているというのは、驚き以外の何物でも無いです。

にじまず、濃く書け、速乾性の高いインクを採用しとても書きやすいボールペンです。

さらに、「ユニボール ワン」は最も黒いインクボールペンとして、ギネス世界記録認定されました。

この他にも「ユニボールワンFシリーズ」300円(税別)、最近では「ユニボールワンP」が登場しています。

「ユニボールワン P 」はこれまでのとは違い、ずんぐりむっくりした愛嬌のあるデザインと本体カラーで特に若い女性に人気が有ります。

以上、3つの部門で熱い戦いを繰り広げているパイロットと三菱鉛筆の商品をご紹介しましたが、その両社の戦いは、世界に誇れる素晴らしい新製品の誕生に繋がっています。

みなさんも是非文具売り場にお立ち寄りいただき、これらの商品をご自身の目でお確かめください。

 

最後までお読みいただき、有難うございました。

 こんにちは、文房具屋のおやじ ノボタンこと、山路 昇です。

 生家は和歌山市の商店街の文房具店。 そこの三男として生まれ、育ちました。
  団塊の世代です。
 
 物心がついた頃、周りは文房具に囲まれていました。

 大学を出て東京で5年間レストランの会社でサラリーマン生活を経た後、和歌山に戻り、色々な経験を経て、現在も百貨店の文具売り場で日々お客様と接しています。
 
 この46年間、文具の仕事に携わってきた知識と経験を通して見た色々な事、文具の紹介などを書き連ねて行こうと思っています。

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