みなさん こんにちは、文房具屋のおやじ ノボタンです。
先日、人気テレビ番組 マツコの知らない世界 で 文房具 ペンの世界という特集をやっていました。
カリスマラッパー、音楽プロデュ―サーである文房具大好きなKREVAさんが、マツコさんに話題の文房具を紹介するという進行で、私が観てても、とても面白く商品の紹介も良くされていました。
番組放映後の翌日から「これ、マツコで紹介されてたね」と、お客様どおしの会話が聞かれたり「紹介されてた商品はどれですか?」とお客様から聞かれたりすることが何度かあり、この番組の影響ってさすがだな、と感心させられました。
今日はあらためて、その番組に出てきた商品の中で、私がおすすめの商品を紹介させていただきます。
消せるボールペンがグンと性能アップ!
みなさんよくご存じの消せるボールペンフリクションボールペン。
マツコさんもご愛用だそうです。
それがグンと性能アップしました。
FRIXIONball ZONEです。
フリクションボールの黒インキの色が少し薄い、という声に応えて従来の製品よりもインキ濃度がブラックでは30%アップ、レッドとブルーは15%アップという製品です。
私自身フリクションボールは発売当初から使っていて、最初は薄いなぁと思っていて、だんだん改良されてきましたが、この製品は満足の行くレベルになったと思います。
それとインキ容量が70%アップし、また、ぺン先を三つ又形状のパーツで支えることにより、ガタつきを抑え、さらにノック音が大幅に小さくなって、会議中など静かな環境の中でも気兼ねなく使えます。
更に持った感じに高級感のあるラインも新発売されています。
FRIXION ball ZONE おすすめです。
おだやか色のラインマーカ―
文房具の世界でも、ノートの表紙やファイル、ペンのインキ色など、くすみ色と言われる柔らかく、少しくすんだ感じのカラーの製品が増えています。
これはカラフルな色合いよりも大人っぽさが有り、自然な優しい雰囲気を感じさせると言うのが好まれている要因かなと思います。
ここで紹介されていたのはゼブラマイルドライナーというラインマーカ―です。
ラインマーカ―は、はっきりとその部分を目立たせる為に蛍光ピンク、イエロー、グリーンなどの製品が普通ですが、このゼブラマイルドライナーは、おだやか色と言うか、かなり抑えた色目のラインマーカ―です。
私のようなおやじから見ると頼りない感じもするのですが、ノートや手帳にも、あまりハッキリと目立たせたくない、優しく線引きをしたい、というユーザーに人気の商品です。
この製品は特に女子中高生に人気が有ります。 全25色揃っています。
ソフトタッチな書き味の万年筆
万年筆のペン先の太さには一般に極細から極太まで(他に特殊な太さ、形状の物が有ります)、そして細字や中字などにソフト、という柔らかタッチなペン先の万年筆が有ります。
ここで紹介されていたパイロット エラボーは、そのようなソフトタッチの万年筆とはまた違い、ペン先の独特の形からしなりやたわみが生まれ、ペンの自重によって弱い筆圧でもスムーズに書くことが出来る万年筆です。
この万年筆は、古く、全国万年筆専門店会から「日本の文字を美しく書けるような、筆記具の販売店が自身を持って売れる万年筆が欲しい」という提案が有り、パイロットとの共同開発で生まれたペンなのです。
毛筆のようなトメ、ハネ、ハライを美しく表現する為には、ゆるやかでしなる筆先が必要で、普通一般のペン先とは異なり、側面から見るとペン先の形状が付けペンのペン先のような柔らかい隆起を描いたペン先が開発されました。
そして6年の開発期間を経て初代のエラボーは1978年に発売されました。
その後1991年にペン芯の構造変更、そして2009年に3代目のエラボーが誕生し、独自の書き味で現在も根強い人気が続いています。
万年筆をお使いのみなさん、是非一度お試し下さい。
この万年筆、おすすめします。
好みの色を自分で作れるインク
自分好みの色が作れるインクというのは、2011年にプラチナ万年筆がミクサブルインクと言う製品を発売しています。
このインクは全9色のインクを混ぜ合わせることにより、自分好みのインクが作れるという物です。そして2018年、ミニサイズが発売されています。
今のインクブーム(?)は2007年に神戸のナガサワ文具センターさんが開発したKobe INK物語、第一集の六甲グリーン、第2集波止場ブルー、そして第3集の旧居留地セピアに始まります。
私自身は、この神戸インク開発者の竹内直之さんとは40年以上前から親しくしていただき、何度もお話しをお聞きしていますが、今のこのインクブーム(?)がここまで広まる事は想像も付かなかったです。
KOBE INK物語の新色が発売され、パイロットのiroshizuku 色彩雫、セーラー万年筆の100色インク、また日本、海外製のインクなど、今まで万年筆インクを出していなかった日本の文具メーカーが、乗り遅れまい!とばかりに今や数えきれないほどのインクを市場に出しきています。
そして今回番組で紹介されていたのがink mazeruです。
これは24色のインクを混ぜ合わせることによって、自分好みの色のインクが作れると言う物です。
インクにはそれぞれ追想、幸せ、憧れ、退屈、安堵、希望、ときめき、自信、信念、素直、恋慕、焦燥、愛情、好奇心、ひらめき、などのネーミングが付けられ、またご当地インクとして、知らんけど、和歌山みかん、おはようおかえり などが有り、そのネーミングを読みながらインク色を見比べるのも楽しいと思います。
価格は1本1540円(税込)で、私が居る店でも7月に展開します。
これらのインクはガラスペンで書いたり、twsbiツイスビーのような透明軸の万年筆に入れると、インク色が見えて楽しく文字を書けると思います。
インク沼にはまる、と言う言葉が最近ではよく聞かれますが、これからまだまだ、はまる人が増えて行きそうな気がします。
おわり。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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