こんにちは、文具屋のおやじ、ノボタンです。
『 ヘンリー・マンシー二 』 今、この名前をご存じの方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。
オードリー・ヘップバーン主演の映画「ティファニーで朝食を」や映画「ひまわり」の音楽を担当したアメリカ音楽の巨匠です。
あの名曲『ムーンリバー』の作曲者です。
今日はそのマンシーニさんと、彼が愛用したと言われる万年筆「パーカー51」のお話しを、映画の名シーンと共にお届けします。
映画好きの方も、文具好きの方も、ぜひ最後までお付き合いください。
映画『ティファニーで朝食を』と『ムーンリバー』の名シーン
舞台は、うすもや漂う早朝ニューヨーク5番街、高級宝飾店「ティファニー」の前にイエローキャブがやって来るところから始まります。
その車から黒いロングドレス、大きな黒いサングラスをかけた ホリー(オードリー・ヘプバーン)が降り立ち、ティファニーのショーウィンドーの前に歩いて行きます。
ニューヨークのアパートで、名前のない猫と自由に暮らしているホリー。
そんな彼女のお気に入りは、まだ人気のない早朝、パンとコーヒーを片手にティファニーのショーウィンドウを眺めながら、ここで朝食をとる事でした。
「ティファニーで朝食を」この映画のオープニングシーン、そしてここで流れる曲が「ムーンリバー」です。
何と素敵なオープニングでしょう。
今も瞼にくっきりと浮かんでくるシーンです。
その映像がこちらです。ぜひご覧ください。
映画『ひまわり』と心にしみるテーマ曲
ヘンリー・マンシーニさんは、もうひとつ忘れられない名曲を残しています。
それが、ソフィア・ローレン主演の映画『ひまわり』のテーマ曲です。
「ソフィア・ローレン」と「マルチェロ・マストロヤンニ」主演のこの映画、最近何度も再上映されたので、御覧になった方が多いかも知れません。
恋に落ち、結ばれた二人を戦争が引き離し、終戦後 何年も戻って来ない夫を探しに言葉も通じない遠い異国の地に旅に出る。
そしてようやく見つけた先で見たものは、、、
ウクライナの地に一面に咲くひまわりの花、そしてそこに流れる、あの切なく美しいメロディー。
涙なしでは観られない名作です。
この曲は「ティファニーで朝食を」や、「ピーターガン」などとは全く違い、映画「ゴッドファーザー」の音楽を担当した「ニーノ・ロータ」のような、彼がイタリア系のアメリカ人だと感じさせる、そんな趣を感じさせる名曲です。
映画音楽界の巨匠 ヘンリー・マンシーニとは?
ヘンリー・マンシーニさんは1924年生まれ。
映画音楽の世界で数々の名曲を生み出しました。
代表作は、
- ティファニーで朝食を
- ひまわり
- ピンクパンサー
- 刑事コロンボ
- 酒とバラの日々
- シャレード
- ピーターガン
などなど、映画ファンなら一度は耳にしたことのある名曲ばかり。
アカデミー賞やグラミー賞を何度も受賞し、映画音楽の歴史を彩った巨匠です。
ヘンリー・マンシーニさん愛用の万年筆は「パーカー51」
そんなマンシーニさんが愛用していたと言われるのが、「パーカー51万年筆」。
パーカーのスポンサーをしていたという関係もあったそうですが、それを抜きにしても魅力たっぷりの万年筆です。
パーカー51万年筆の歴史と魅力
1941年に発売されたパーカー51万年筆。
その革新的なデザインから「宇宙から来たペン」と呼ばれ、瞬く間に世界中で人気となりました。
最大の特徴は「フーデッドニブ」と呼ばれるペン先。
ペン先がほとんど隠れていることでインクの乾燥を防ぎ、初心者にも使いやすい万年筆として支持を集めました。
あのヘミングウェイも愛用していたとか。
「世界で最も愛されたペン」とも称される伝説の万年筆です。
復刻版も人気!今も愛されるパーカー51
そして2021年、パーカー51は発売から80年を迎え、復刻モデルが登場しました。
今でも多くの万年筆ファンに愛され続けています。
Amazonなどでも購入可能ですので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
映画と音楽、そして文具。
一見すると別々の世界のようですが、こうして歴史をたどると素敵なつながりがあります。
映画『ティファニーで朝食を』を観た後は、マンシーニさんが愛した「パーカー51万年筆」で手紙を書いてみる…。
貴方も そんな贅沢な時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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